クッキングタイム!

教頭発【令和5年7月5日水曜】晴れ

 年中組の子ども達は、園庭に出る度に「花が咲いてる!」「白い花だ。」「すごい大きい!」「お店で売っている大きさと同じくらい!」「5個もできてるね。」と育てているピーマンの生長をよく観察し、周りに大きな声で知らせる姿が見られていました。職員室にいるといつもよく聞こえてくるので、生長の過程がつぶさに私にも伝わってきました。7月に入ると、「先生、そろそろ収穫だね。」「皆で食べようよ!」という言葉に変わっていました。

 この日はいよいよ収穫したピーマンを使った『ピザ』作りの日。コーンやトマトケチャップ、チーズ、食パンを合わせてオリジナル『ピザ』に挑戦しました。まずは、マスクを着用し、丁寧に手洗いを2度するところから準備が始まりました。コロナ禍は休止していた調理活動ですが、今年度は再開を決めていたので、4月に食育計画を一新し、その後、調理マニュアルや調理計画書、チェックリストも見直したり新たに作成したりしてきました。他にも、事前に調理道具や消毒の仕方等を職員皆で確認し合う時間も設け、準備万端の状態で実施することができました。

初めて包丁を扱う子もいたようですが、ほとんどの子が家でも経験したことがある様子。全員が切り終わったら、順番に具材をのせました。白い食パンに具が次々とトッピングされていくと、彩り豊かで「おいしそう!」「もう食べたい!」と食欲が一層わいている声があちらこちらから聞こえていました。

 全部の具材がのったら、台所のオーブンに入れて仕上げました。この日は午前保育でしたが、降園前に皆でいただきました。格別な美味しさだったようで家でも作りたいという子や何度で何分温めたかを詳しく聞く子がいたようです。後日「家でも親子でピザ作りをして楽しかったです。」「ピーマンがすっかり好きになったようです。」「家庭でも食育を大切にするきっかけになりました。」と保護者の方から嬉しいお話をいただきました。自分達で、栽培・観察・収穫・調理という一連の経験がやはり大きいことを感じました。そして、何より園での食育の取り組みが家庭とうまくつながることが、子ども一人ひとりの成長を健やかなものにしますので、是非各ご家庭でもできることを考えていただきたいと思います。

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