教頭発【令和5年1月13日金曜】晴れ
「セリ・ナズナ・ゴギョウ・ハコベラ・ホトケノザ・スズナ・スズシロ」子どもの頃に呪文のように一生懸命覚えた春の七草。この日、春の七草の中で蘿蔔(スズシロ)と言われている大根を掘りに二子玉川ライズの屋上菜園へ年長組が出掛けてきました。大根が入るくらいの大きな袋をご家庭で準備していただきました。収穫する大根の種類は、大蔵大根と宮重大根のどちらかでした。大蔵大根は、世田谷ゆかりの伝統野菜です。ルーツは練馬辺りで作られた『秋づまり』という大根だそうです。特徴は、首から先端近くまでが同じ太さの円筒形であり、葉の付け根まで真っ白な白首系です。宮重大根は、愛知県清須市特産の尾張大根の品種。全国的に知られる主要品種であり、青首大根の一種。青首の部分は生で塩をつけて食べる習慣があるくらい強い甘さが有名です。
収穫後の帰りの道で、どんな料理にして食べるのか楽しみにしている様子がありました。おでん、ぶり大根、お味噌汁やサラダなどさまざまなメニューが出てきました。次の日に、「葉っぱも食べたよ。」という報告があり、栄養満点の葉も工夫して調理してくださったことに嬉しく思いました。昔から1月7日に食べる習慣がある七草粥は、すでに時期は過ぎていますが、滋養豊かなスズシロを美味しく召し上がってこれからの健康と豊作を祈っても良いかもしれませんね。
(写真撮影は、内山統括主任です。)