幼稚園に子どもたちが戻ってきました。預かり保育の後半スタート日、エントランスに「おはようございます」と元気な声が響きます。日頃の生活とは異なる豊かな経験をし、たくましく成長した子どもたちの姿を嬉しく感じます。
ようやく“水あそび”を行うことが出来ました。集まった子どもたちに、担任が「今日は水あそびをするよ」と伝えました。子どもたちは、大喜びではしゃぎまわります。準備を整え園庭へ。たらいの水、バケツの水、じょうろの水、コップの水、思い思いに水の冷たさを楽しみます。水を掛け合い、水のシャワーを浴びて、笑顔がはじけ、歓声が上がります。
猛暑が続き、健康と命を最優先に、なかなか出来なかった水あそび。きっと子どもたちは、心待ちにしていたことと思います。水に親しみ、水の冷たさや感触を体いっぱいで感じ、楽しんだことと思います。
「水は つかめません 水は すくうのです」「水は つかめません 水は つつむのです」という詩があります(「水のこころ」 高田敏子)。「指をぴったりつけて そおっと 大切に」「二つの手の中に そおっと 大切に」と続きます。“あそび”の経験が、もっと豊かなものとなって、成長に繋がっていくことを願います。
やっとできた水あそび、子どもたちの笑顔は最高です。