お泊り保育の二日間、いよいよ、はじまりはじまり。不安そうな表情で登園してきた子どもたち、グループのお友だち(仲間)がそろう頃には晴れやかな表情に。笑顔いっぱい、元気いっぱい。いつもの、やま組、もり組の子どもたちです。9グループに分かれて活動します。テーブルの上には、グループ名が書かれた旗が飾られています。
『二日間は一人ではありません。お友だちといっしょです。仲間と協力して楽しい時間を過ごしましょう。』と伝え、『たのしむぞ、おぉー!』と力強く声を出してスタートしました。
Aグループ、Bグループ、Cグループと、3つのお部屋に分かれて夕食づくり。玉ねぎの皮をむき、じゃがいも、ニンジンと順番に包丁で小さく切ります。具材をグーの手で押さえ、切り口を下にして適当な厚さに切ります。さすが年長さん、家庭でのお手伝いや食育の一環で調理をしてきた経験を生かし、上手に右手と左手を動かします。野菜を切り終えると、鍋で炒める様子、熱湯で煮る様子をみんなで見ました。スプーンでカレールーを入れて、完成を待ちます。
遊戯室に集まり夕食です。みんなで美味しくいただきました。
夕食後は、“夜のお楽しみ”園内探検。電気が消えた真っ暗な園内で、子どもたちは与えられたミッションに挑戦します。最後に、園長室で“ゆうきのしるし”を手に入れます。でも、“ゆうきのしるし”が入った箱は勝手には開けられません。勝手に開けると“ゆうきのしるし”が消えてなくなるからです。子どもたちは最後まで気が抜けません。
全グループが集まった保育室で、次のようなことを伝えました。『勇気とは、難しいことや出来そうもないと思ったことをおそれないで頑張る気持ちです。一人では出来ないこともみんなの勇気を合わせると出来ることがわかりましたね。・・・・・今日の勇気を忘れずにいてください。頑張る気持ちが足りなくなったら“ゆうきのしるし”を手にしておそれないでやってみてください。』
子どもたちは、お部屋に帰って、“ゆうきのしるし”を手にしました。
最後に園庭で花火を楽しみ、一日目の夜を終えました。