いつ発生するかわからない自然災害。起こるかもしれない“とき”のために、東京都市大学二子幼稚園では、災害時を想定した避難訓練を定期的に行っています。3歳児なら3歳児なりに、4歳児なら4歳児なりに、5歳児なら5歳児なりに、命を守る意識が備わることを望んでいます。
2024年度1回目の避難訓練(地震を想定)を実施しました。避難訓練は、地震、火災、水防、防犯を内容として年間11回(月1回)実施します。難易度は1段階から5段階まで。告知しない、自由な状況からの訓練(難易度5)も取り入れています。
この計画は、定期的な安全指導として教育計画に位置付けています。第1回目は、年中組、年長組園児140名が実際に避難をして行いました。お部屋で身を守る姿勢をとり、防災頭巾をかぶり、避難経路を確かめながら園庭に集まり、最後に担任の先生から話を聞き、命を守る行動を学びました。防災頭巾をかぶった子どもたちの姿は一見愛らしく見えますが、まなざしは真剣そのものでした。避難訓練の大切さをご家庭でも話題にしていただければと思っています。
幼稚園教育要領では、避難訓練を通して、災害などの緊急時に適切な行動がとれるようにすることが求められています。地震にしろ、火事にしろ、不審者対応にしろ、私たち教職員は、使命感をもって子どもたちの命を守ります。
年少組は、お部屋での訓練を重ねて、第2回目から実際に避難します。