こどもの日の祝い

教頭発【令和5年5月2日火曜】晴れ

 日本では古くから女の子のために3月3日を『雛祭り』、男の子のために5月5日を『端午の節句』として、それぞれに子ども達の成長を願い、伝統行事を行っていました。その後、1948(昭和23)年に5月5日を『こどもの日』として制定し、男女の区別なく、すべての子どもの幸せや成長を祝う日となりました。

 本園では、1969(昭和44)年頃から『子どもの日の祝い(集い)』という行事名で実施してきたことが、50周年誌に記載されています。当日の行い方は、その年々さまざまで変遷があったことを想像します。3年前は、コロナ禍の影響により6月からの入園や進級が決まり、この行事が必然的に実施できなくなりました。それでも、鯉のぼりだけは園庭に揚げ、これから出会う子ども達やすべての子ども達の健康と成長を切に祈ったことを思い出します。

 さて、今年度の『こどもの日の祝い』。4月中旬から、鯉のぼりと五月人形を園内に飾りました。お目見えした日には、どの学年の子ども達もすぐに気づく姿に感心しました。五月人形は、当日までにクラスごとに見に行き、担任から由来や名称について話を聞きました。園庭の鯉のぼりを見た後は、自分達の鯉のぼりも作ろうということになり、制作活動に取り組みました。当日は、各クラスや各学年毎で集まり、謂れについて話を聞いたり、歌をうたったり、クイズやゲームを楽しむなど、皆で元気に過ごし、日本の伝統行事に親しむことができたようです。

 ご家族をはじめ、世界中の大人が子ども達の成長を願っていることと思います。一人ひとりの子どもが、大切にされ、慈しまれることを心より祈っています。これから心も身体も元気に過ごして行きましょう。

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