教頭発【令和3年10月11日月曜】晴れ
年中・年長組は、運動会で経験したことを絵に描く表現活動に取り組みました。「一昨日の運動会は、みんな頑張りましたね。」という担任の話をきっかけに、各クラスで運動会について振り返る時間がありました。運動会を経験したこと自体は全員が共通していても、それぞれの感想は違い、印象に残った場面もさまざまです。どの場面を描こうかと自分で考え、決まった子から描き始めました。
描画活動は、自分の感覚やイメージ、心の内面を、自由に動くようになった手を使い、形や色で感覚的・直感的に表現できるので、幼児期の発達にふさわしい表現手段と言われています。また、自分の内面の世界を絵に表すことで、自己確認や自己肯定感・自己形成につながっていきます。
年中組の活動の様子をしばらくの間、見ていましたが、心に残った場面を思い出し自分を初めに大きく描く子、ラインや使った用具を先に描いて全体の状況を表そうとする子、クラスの友だちを大勢描いてみんなで参加したという雰囲気を描く子、万国旗や観覧に来た家族、空や地面を描き足していく子など個性が出ており、それぞれの表現のおもしろさを感じました。絵に苦手意識をもっている子もいるようでしたが、担任から言葉を掛けてもらいながら時間をかけて描き上げる様子が見られていました。(写真は年中・年長組の両学年の様子です。)
描いた絵は各クラスの壁に飾ります。自分の経験を絵に表現したことで、自己肯定感を高めたり、飾ってある友だちの絵を見て良い刺激を互いに受けてほしいと思います。