月に1回、地震、火災、水防などの避難訓練を行います。今日は自然災害ではなく、「不審者対応」の訓練。公園や街中で知らない人に声をかけられたときにどうするか、幼稚園に不審者が現れたときにどうするか、ロールプレイを取り入れて行いました。
遊戯室に3学年が集まりました。すこし緊張気味の子も…。電気が消え、『知らない人にはついていかない!の巻』(警視庁公式チャンネル ピーポくんアニメーション第4話)を大きなスクリーンで観て、園外で“知らない人”に声をかけられたときの態度や行動を学びました。
※『いかのおすし』
いか・・・知らない人についていかない
の・・・・知らない人の車にのらない
お・・・・おおきな声で叫ぶ 「たすけてー」
す・・・・すぐ逃げる
し・・・・大人の人にしらせる
公園で遊んでいるときに、不審者に声をかけられた場面を想定してのロールプレイ。年長組の子が代表としてステージに上がりました。不審者役は先生。誘惑されても、毅然とした態度で「いやです」「たすけて」と声をだし、みごとにお手本を示してくれました。最後にみんなで、「たすけて」と大きな声をだす練習をしました。
不審者が幼稚園に現れたと放送が流れました。先生方は防犯ベルを鳴らし、素早く扉を施錠し、電気を消して、お部屋の奥に子どもたちを誘導し、安全を確保します。訓練とは言え、先生たちは真剣そのもの。命がけで子どもたちを守ります。落ち着いた迅速な対応は、信頼に値します。
不審な大人からの声掛けやつきまといに関する報道を時折耳にします。「いかのおすし」は自分の身を守る合言葉。使わずに済むことが一番。自分のことは自分で守るという気持ちを大事にしてほしいです。『不審者は園内に入れない』ことが、子どもたちの命、安全を守る最善策。日々の保育教育を心して行ってまいります。