秋の薫り

教頭発【令和3年10月6日水曜】曇り時々晴れ

  園庭に出ると、秋風にのせて甘くていい香りが漂うようになりました。園舎回りにある金木犀と銀木犀の木が花をつけたからです。子ども達は、木の近くを通ると「あれ?・・・何の匂い?」と気づき、鼻を近づけてみたり、花を摘んで掌の上にのせて嗅いでみたり。色水あそびを試している年長組の子どももいました。橙色の花をつける金木犀は、有名ではないかと思いますが、実は銀木犀から派生した変種が金木犀だそうです。金木犀の花言葉は『謙虚』。甘い香りがすることに反して小さく可憐な花をつけることにちなんで言われているそうです。私自身、銀木犀という種類があることをこの園に勤めてから、初めて先輩の教職員の方に教えていただき知りましたが、毎年この時期の甘い香りでそのことを思い出します。秋が深まっていくことを感じる木々です。

  さて、今日は再来週に年少・年中組が予定している芋掘りの畑に担任たちが出掛けてきました。本園卒園生の保護者の方が経営されている畑に今年もお邪魔させていただきます。サツマイモの蔓を切る作業をしばらくしていると、「キャー!」という声が。葉や蔓の隙間に隠れていたネズミが足元を2度通ったそうです。『ねずみのいもほり』という絵本がありますが、もしかしたらネズミも芋掘り中だったのかもしれません。秋ならではの体験を自然とのかかわりの中でできるようにしていきたいと思います。

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